2010年12月15日水曜日

コワーキングについてプレゼンさせていただきました

12月13日に開催されたノマドワーカー・ミートアップというイベントでコワーキングについてプレゼンをさせていただきました。

主催者の中谷さん(@kenichi_n)のブログに概要と速報が出ていますので御覧ください。
「ノマドワーカー・ミートアップ」開催します
「ノマドワーカー・ミートアップ」速報

僕がプレゼンしたときに使ったスライドはこちらです。
https://docs.google.com/present/view?id=d6cpg6f_29hsnw4qgz

参加者のほとんどがノマドというような濃いイベントでしてそのぶん、色々な話が盛り上がりました。

コワーキングについて知らなかった人が多かったようで、何かしらの参考になっていればよいなと思います。

場所から解放され自由になったノマドが、能動的に集まって一緒にそれぞれの仕事をするのがコワーキングです。あえて集まった状態なので雰囲気はポジティブだし共通な話題も多い。コワーキングは非常に良いことづくめです。

あと会場になったリージャスの半年間利用出来るゴールドメンバーカードというのをいただいてしまいました。世界中どこでも使えるという素晴らしいものなので、海外出張に行きたいなと思ってます。どなたか海外でのお仕事があるようでしたら是非お声がけください。
リージャスの呉会長、ありがとうございました!

2010年12月10日金曜日

私のコワーキング2010

コワーキング・アドベント・カレンダー2010に参加してます。そのブログエントリです)

コワーキングは昨年末に初めて知りました。確か、佐々木俊尚さんのツイートで伊藤富雄さん(神戸のコワーキング・スペース、カフーツのオーナー)の記事がリンクされていたのを見たんだと記憶してます。

リンクされてたのはこちらの記事。

http://itotomio.com/archives/390

伊藤さんの文章もさることながら、ここで掲載されている Office Nomads のビデオが非常に魅力的でした。



僕はこのビデオですっかり感化されてしまったのです。

その後は伊藤さんのブログで進捗状況を見ながら、自分でもコワーキング・スペースを立ち上げたいなとか、何か日本にコワーキングを広めることに貢献できないかな、と色々考えていました。

その後2010年6月にカフーツがついにオープンしたときに「Coworkingのブログを書いてみんなに拡げればいいのだ」ということにふと気づいてcoworking-jpを立ち上げたのが6月17日です。

http://coworking-jp.blogspot.com/2010/06/coworking.html

そしてそのすぐ1週間あと、パクチーハウス東京のオーナーの佐谷さんがプレスリリースを出します。

http://coworking-jp.blogspot.com/2010/06/coworking_23.html

後にPAX Coworkingとなる、東京都世田谷区経堂でのコワーキング・スペース開設の発表でした。

これに僕は非常に興奮し、すぐに佐谷さんにメール(ツイッターだったかな)、7月初旬にプレオープン中のPAX Coworkingの見学をしました。

http://coworking-jp.blogspot.com/2010/07/pax-coworkingspeace.html

経堂は自宅から自転車で10分程度の場所で、しかも社会人1年生の頃に住んでいた土地という親近感もあったので、事務所を今までの場所からPAX Coworkingに移転しました。

PAX CoworkingではJellyというお試しコワーキング・イベントを開催、そこで色々な方と知り合いになりました。

その縁で立ち上げたのが eventre.amというサービスです。

http://eventre.am

その他にも日本語でのCoworkingメーリングリストや、Ustreamを使ったJCBN(Japan Coworking Business News)の開始や日本昼寝協会(NHK)の発足など、今僕が行っている活動の多くはCoworkingから生まれました。

12月には大阪でJUSO CoWorkingがオープンし、今度の月曜日には、「ノマドワーカー・ミートアップ」というイベントでコワーキングについて講演させていただくことになっています。

伊藤さんのブログを見てから1年、コワーキングのお陰でこれだけの人々との繋がりができ、また自分の活動をすることができました。1年でここまで拡がったのか、ということに驚いています。2010年はまさに日本のコーワキング元年でした。

そして、コワーキング・アドベント・カレンダー2010は本日16人の参加者が全て出揃いました!企画者としては、本当に人数が集まるか不安だったのですが非常に嬉しいです。みなさん、ありがとうございます。

今日から12月25日までの16日間、毎日誰かがコワーキングのことについてブログします。こんな素晴らしいことはないです。2010年のよいクリスマス・シーズンを楽しくお過ごしください。

2010年12月7日火曜日

コワーキング・アドベント・カレンダー2010を開催します

アドベント・カレンダーというものがあります。もともとはクリスマスのお祝いのために、12月1日から窓のついたカレンダーを1日1つずつ開いていって、25日になると全部の窓が開いてクリスマス!というもののようです。

この習慣からヒントを得て、技術系の人々が12月1日から25日まで、ひとり1つずつ自分のブログに記事を書いていくというイベントをやってます。

詳しくは、こちらをご覧ください。
http://gihyo.jp/news/info/2010/12/0102

僕が関わっているコワーキングでも同じことをやってみよう!と発案しまして、皆さんのご協力のもと、実現しました。

http://atnd.org/events/10728

アドベント・カレンダーのことを知ったのが12月に入ってからだったのはご愛嬌ということで、今年は、12月10日から25日の16日間で行います。

記事の内容はコワーキングに関連していることであれば何でもOKです。3分で考えて2分で書くくらいの気持ちでやっていただければ幸いです。

今のところ参加表明していただいた方は8名。まだ余裕がありますので、コワーキングのことについて何か書いてみよう!という方は是非ご参加を。

http://atnd.org/events/10728

『ノマドワーカー・ミートアップ』で講演します

12月13日(月)16:30から東京青山で開催されるイベント「ノマドワーカー・ミートアップ」で、急遽コワーキングについてプレゼンテーションすることになりました。

以下、開催概要です。
----
主催者: 『「どこでもオフィス」仕事術』中谷健一
開催日時:12/13(月) 16:30 〜 19:30 (あと5日)
会場: リージャス 青山プラースカナダ
参加費: 無料
プログラム:
1)ショートプレゼンテーション(各5~10分)
 ・ノマドワーキングのメリット
 ・ノマドワーキングのワークプレイス国内事情~カフェ情報について
 ・ノマドワーキングとセキュリティ問題
 ・世界で拡がる「コワーキング」
 ・世界の企業のノマドワーカー活用事情
2)パネルディスカッション (1時間程度)
3)協賛社リージャスのノマドワーカー向けサービス紹介
4)交流パーティ  (※飲み物、軽食を用意しています)
---
詳細→http://eventforce.jp/event/10547

『世界で拡がる「コワーキング」』というタイトルで10分弱お話しする予定です。
ご興味ある方は是非ご参加ください!

2010年12月2日木曜日

ブログ紹介:「はたらく」スタイルを考える

面白いブログがあるので紹介します。

「はたらく」スタイルを考える』というタイトルのブログです。
このブログはPAX Coworkingで開催されているJelly(1日コワーキング・イベント)皆勤賞の@pfjkさんが運営されています。

(ちなみに@pfjkさんは僕が関わっているプロジェクト eventream の画面デザインも担当されています)

この『「はたらく」スタイルを考える』はコワーキングやノマドといった最近注目されている新しい働き方について色々な考察がなされています。

「はたらく」っていうベーシックなコトをもう一度考えなくてはいけない時代。
普通に会社に勤めるという「イマまでの常識」的な話がどんどん崩れている時代。
大抵はそれが「非正規」がうんたら…という形で報道されて、良くない側面だけがクローズアップされてしまっている。一方でノマドワーキングなんかが段々とクローズアップされたりして、一方で何かが起こりそうな変革期が訪れているって考えた方が良いんじゃないかな。何かこう、組織で活動するということから「個人」というコトに時代の軸足が移っている印象。
時代が会社に勤めていようとも、フリーランスであろうとも、「働く」ということをもう一度振り返ることが必要かもしれない。そんな時期に遭遇できたことがラッキー…フリーランスや起業家だけじゃなく、勤め人ですらもちょっとインディペンデントな考えをしなくちゃいけない時期なのでは?と考えてみたりする。
組織での活動から個人に時代の軸足が移っている、と書かれていますが正に同感です。特に僕が属しているIT関連の事業は、小さいスタートアップ企業や個人が次々に新しいサービスを立ち上げ、それが広まっていっており、既存の大企業はそれに対して為す術がない、といったような状況です。

何かを成し遂げたいと思ったら(もちろん大企業でも出来ることはたくさんあると思いますが)、大企業よりも小企業もしくは個人で動いたほうが、自由で素早く画期的なことができるんではないかと思います。

2010年11月23日火曜日

ココワーキングなるもの

PAX Coworkingが主催しているJellyという仕事イベント。Jelly自体は僕がもうひとつ書いているブログ「Coworking-jp」のほうで紹介していますのでご参照ください。

で、このJellyが先日砧公園であったのですが(僕は参加できなかったのですが)、そこで「ココワーキング」なるものが提唱されたようです。

http://www.fujikidesign.jp/hataraku/archives/44

この「ココワーキング」ですが、似たようなコンセプトを考えた人がいましてアンドロイドのアプリになっています。こちらで紹介しています。

こうやって日ごとに違う誰かと一緒に仕事をする、ということが日常的になってくると仕事に関しても情報に関しても色々な拡がりが出来てきますよね。

そして誰かと一緒に仕事をするときにやっぱり便利なのがCoworkingスペースです。CoworkingにはCoworking Visaというものがあります。これは何かというと、あるCoworkingスペースのメンバーだった場合に、Coworking Visa に加盟している別のCoworkingスペースを無料で利用できるというものです。

AさんもBさんもどこかのCoworkingスペースに所属していて、たまたまココワーキングでお互い赤坂にいることを知った。それじゃあ一緒にしようかという話になって、Coworking Visaを使って赤坂のCoworkingスペースに集まって仕事をしました、みたいなことができるようになります。赤坂にCoworkingスペースはないのが残念なのですが。これがスタバじゃなくてCoworkingスペースがいいのは、こちらの4と5をご覧ください。

コワーキングは人と人とのつながりを重視し、そのなかで生まれるメリットをお互いに共有する仕事のスタイルです。そして、そのプラットフォームとしてCoworkingスペースはすごく有効に機能します。

というわけで、日本にもっとたくさんのCoworkingスペースができればいいなと思ってます。

2010年11月9日火曜日

日本昼寝協会(NHK)を発足しました

本日、日本昼寝協会(NHK)を発足しました。といってもTwitterで宣言しただけですが。

思いのほか反響をいただきまして、色々な方にRTしていただきました。ありがとうございます。

ここまで反響をいただいたので、太平の眠りについている日本の昼寝を目覚めさせるべく、昼寝の普及に努めてまいりたいと思います。

と半分冗談のように書いておりますが、実際昼寝をすることで頭はリフレッシュし午後の活動は非常によいものになります。「1時間半の昼寝は1晩分の効果がある」という研究もあるようで、実際1時間半寝ることは難しいと思いますが、それでもやはり寝たほうが活発に活動できるのではないかと思っています。

日本昼寝協会(NHK)のサイトを作ろうと思っておりますが、実際に有志として参加していただける方も現れ(@microgravityさん、ありがとうございます!)、本格的稼動に向けて歩み始めました。

我々は時間をもっと自由に有効に使っていけるはずです。昼寝をして午後もよく働く、というワーク・スタイルを広めていけたらと思います。いずれは昼寝の本家スペインのシエスタをも凌駕するような昼寝文化を築きたいと思います。

みなさん、日本昼寝協会(NHK)をどうぞ、よろしくお願いします。

2010年11月5日金曜日

eventreamというサービス作りました。

まだまだ荒削りですが。http://eventre.am/

イベントの「今」を知る最高の方法、という、どこかで聞いたことのあるようなコンセプトで、TweetViteATNDのイベントを引っ張ってきて、それに参加している人のツイートがまとめて見れる、というようなものです。イベントだとよくハッシュタグをつかってツイートしますが、それをより簡便にというか、見やすくまとめてます。

今後はUSTREAMの動画も載せたり、その他あれやこれやと色々な展開を考えています。

一緒に作っていただいているのはシンク株式会社地蔵さんです。というか地蔵さんがかなりの部分を手がけられました。

イベントまとめサイト的な使い方もできますし、そこからさらに発展させることもできると思ってます。今後にご期待いただければと思います。

2010年11月2日火曜日

鐘を鳴らす

2010年も11月になり徐々に年の瀬が近づいてきつつあります。

繊維新聞社の倒産だったり知人の会社の取引先も倒産したという話を聞いたりと、景気の低迷が強く感じられます。

図書館で借りてきた息子の絵本の中に1984年に出版された自動車を紹介する絵本がありました。

自転車屋を営む父親とその小さな息子が軽トラックに乗って、自転車をお客さんのところへ配送するために街をめぐる、そのなかでいろいろな自動車を紹介するというコンセプトの絵本です。軽自動車や軽トラックから、パトカー、ダンプカー、救急車、はしご車までいろいろな自動車が出てきます。

絵も丁寧に書かれていて好感が持てる絵本なのですが、この絵本を読んで一番強く感じたのは「すごくポジティブに描かれているな」ということです。特に無理してポジティブではなく、逆に絵としては丁寧に写実的に落ち着いたトーンなのですが、それでも「未来への希望」とか「輝かしい」とかそういったようなキーワードが思い浮かんでくるようなポジティブさに溢れています。

その26年後の2010年、果たしてこのようなポジティブな絵が描かれるでしょうか。決して今では描かれない、描かれたとしてもリアルに感じられない絵になってしまうのではないかと思います。そういうような閉塞感というものが今は溢れています。

例えば90年代は80年代の音楽を聴くのがむず痒かった。能天気さが気恥ずかしかった。しかし今、80年代の音楽を聴くと気恥かしさではなく、羨ましさ、羨望といったような気持ちが出てきます。

僕はやはり世の中が前向きであるほうがいいと思います。明るいほうがいい。

どうしたら明るくなるか。

これだけでは十分ではないかもしれませんが、僕はスタートアップも含めた小規模な企業やフリーランサーが活性化することが重要だと思っています。

ネットの技術が発達してきて、ツールとしてはGoogle Appsをはじめ、大企業もフリーランサーも同じものが同じ価格で使える時代になりました。これはいままでなかった。
あとはアイデアと瞬発力で個人や小規模な企業が活躍できる素地が今は十分にあります。これはIT技術が普及し、世の中がフラット化してきたことによるものです。個人で実現できることは昔に比べてとても大きくなってきています。

小規模な企業や個人がどんどん自分のアイデアをかたちにして広げていくことでちょっとずつちょっとずつ未来が開いてくる、明るくなってくるのではないか。そういうふうに思っています。

和田アキ子の歌で「あの鐘を鳴らすのはあなた」という曲があります。僕はとても好きな曲です。阿久悠が作詞したこの歌は、60年代末という世相を反映してか、暗い中から手を伸ばしていくような光を求めていくような、そんな印象を受けます。

今もちょうどそんな時ではないでしょうか。阿久悠は、きっと聴衆のひとりひとりに向かって「あの鐘を鳴らすのはあなた」だと言っていたのだと思います。2010年に生きる我々もひとりひとり鐘を鳴らすときなのだと思います。

2010年10月20日水曜日

DNS管理サービス「Dozens」をはじめました

先日、DNS管理サービスをスタートしました。Dozens(ダズンズ)といいます。

http://dozens.jp

DNSといわれてもピンとくる人はあまり多くはないかもしれません。聞いたことあるけど…くらいな人が多いかと思います。DNSとは たとえば、 pax.coworking.jp というサイトのアドレスを219.94.203.174というIPアドレスに紐付けてくれるものです。

コンピュータ同士の通信では、このIPアドレスが使われています。例えば、あなたがpax.coworking.jpを見ているとします(実際見てますね)。あなたのコンピュータとこのWEBサイトがあるサーバ(とDNS)の間では、どういうやりとりをしているかというと…


  1. まずあなたがpax.coworking.jpとブラウザに打ち込みます。もしくはリンクをクリックします。
  2. あなたのコンピュータがDNSキャッシュサーバに問い合せます「pax.coworking.jpのIPアドレスはどこですか?」
  3. DNSキャッシュサーバはDNSネームサーバ(Dozensが担当)に「pax.coworkingのIPアドレスを教えてください」と訊ねます
  4. DNSネームサーバ(Dozens)は答えます「219.94.203.174ですよ」
  5. DNSキャッシュサーバはあなたのコンピュータに答えます「219.94.203.174ですよ」
  6. あなたのコンピュータはpax.coworking.jpのIPアドレスを知ったので、pax.coworking.jpに接続します
  7. コンピュータの画面にpax.coworking.jpのサイトが表示されます

ちょっと端折ってますが、まあだいたいこんなかんじです。

WEBに限らずメールでも何でもこのようなプロセスが裏側で行われています。DNSがないと通信ができないのです。DNSは非常に重要なシステムです。

このDNSは多くの場合、このように裏側の専門的な部分なので、あまり使い勝手がよくなかったり、一般の人が使うためにとても制限をきつくしてたりしているケースが多いのです。

インターネットはこれからもどんどん普及し生活に浸透していくものと思いますが、このDNSが旧態依然としていては行けないんじゃないかと思いました。なのでこのサービスを立ち上げました。

当初はベータサービス期間ということで、無料で12レコードまでしか使えないようにしていますが、今後、有料コースを設けて、もっとたくさんのレコードを扱えるようにする予定です。

どんどんよいサービスにしていきたいと思ってます。

よかったら無料ですのでぜひ登録してみてください。
http://dozens.jp/

2010年9月30日木曜日

下北沢

今日は所用で下北沢まで出かけた。
下北沢は11年前に勤めていた会社があったところだ。その会社はたぶん今はない(かと思ってググったら法人自体はもしかしたら存続しているのかもしれない)。

雨の中、少々街を歩いた。南口の三差路から茶沢通りを北上したあと、フラッシュ・ディスク・ランチ方面へ向かいそのままマック(閉店してしまったみたい...)のほうへ抜けて、今度は南下しレコファン、王将の前を通り、都夏の前を通り元の場所へ戻るというかんじ。

このあたりを歩くのは久しぶりで本当に10年ぶりくらい。なので結構迷い気味に歩いた。昔からある店は割合的に2割〜3割くらいで、ほとんどが知らない店だった。月日というものを感じた。

南口は三差路のあたりは非常にのんびりした街並みになる。このくらいの雰囲気は好きだ。
休日の人出がなければ、下北沢に住むというのは良い選択なのかもしれないとも思った。最近の休日はどんなものなのだろうか。

...というような仕事とは関係のないものもいろいろかいてみると良いかと思って書いてみることにした。

2010年9月10日金曜日

世田谷線

PAX Coworkingのブログに記事を書きました。

http://pax.coworking.jp/blog/2010/09/09/setagaya-line/

その転載です

---

今日は世田谷線に乗りました。下高井戸から三軒茶屋まで、世田谷線の始発から終点までになります。

世田谷線は世田谷区を縦断する東急電鉄が経営するローカル路線で下高井戸と三軒茶屋を15分程度で結んでいます。2両編成で世田谷の住宅地を縫うように進んでいきます。一応専用の線路はあるのですが、路面電車のようなもので、例えば環状7号線を渡るときにはきちんと信号待ちをします。

こんな電車なので通勤時間帯でも車内は結構のんびりした雰囲気です。のんびりしたというと語弊があるかもしれません。緊張感がありつつも、どこか間が抜けているというか、緊張しきれない弛緩した隙間が漂っているというかんじです。なんというか、小学校の時の運動会当日の朝みたいな。なんとなくウキウキした気分になります。

こういう緊張とリラックスの間にいると僕はなぜかウキウキします。Coworkingしているときも同じような感覚です。なんとなくの緊張と漂うリラックス。そういう環境が仕事をするのに一番なようにも思います。

まだ世田谷線に乗ったことの無い方は、ぜひ乗ってみてください。そして、ちょっと違った空間を楽しんでみてください。

ではまた。

2010年9月7日火曜日

VOXからBloggerへの移行

以前使っていた、Voxというブログサービスが2010年10月1日でサービスを終了するそうです。
【チームVoxより】 Voxは2010年10月1日早朝にサービスを終了いたします

今まで書いていた記事もそのままにしておくとこの世から消滅してしまうみたいなので、今使っているBloggerに移行してしまうことにしました。

といってもVoxからBloggerには直接データを持っていくことはできないようで、Voxから持っていけるのはTypePadもしくはWordPress.com(WordPressが提供)だけのようです。VoxもTypePadも同じSixApart社(弊社もパートナーとしてお世話になっています)が運営しているので、TypePadへのエクスポートしか提供してないのも当然といえば当然かもしれません。

そしてTypePadからは所謂MT形式と呼ばれるフォーマットでエクスポートすることができます。しかしそれ以外の形式ではエクスポートできません。

そして更に困ったことには、このBloggerのインポート機能はBlogger形式にしか対応しておらずMT形式でのインポートに対応していないのです。

困りました。ググりました。答えはすぐ見つかりました。

http://google-opensource.blogspot.com/2009/01/google-blog-converters-10-released.html

Googleさんはきちんと「Google Blog Converter」というツールをオープンソースで提供してくれていました。これを使うことで、MT形式からBlogger形式にフォーマットを変換してくれるみたいです!

ダウンロードはこちらからできます。
http://code.google.com/p/google-blog-converters-appengine/downloads/list

ただ残念ながら、tar.gzで圧縮してあったり基本的にはターミナルでコマンド打って使うものなので、利用出来る方はある程度限定されてしまうかもしれません。つかえるコマンドは下のスクリーンショットを見てみてください。色々相互に変換できます。Win、Mac、Linuxで使えるんではないかと思います。



















で、やってみました。
(1)VoxからTypePadへ移行して(これはWEB画面上でワンクリックでやってくれます)、
(2)TypePadからMT形式でダウンロードし、
(3)Google Blog ConverterでBlogger形式に変換し、
(4)Bloggerにアップロードする

たぶん時間にして正味10分くらいだったんではないでしょうか(記事数によって大きく時間は変わると思います)。とても簡単でした。

というわけで、このブログには過去のエントリーがドサっと入りました。あまり有用なものはないかもしれませんが、一応記録ということで。

Vox終了でお困りのかたはお試しください。

2010年7月27日火曜日

「ニューノーマル」を読みました

ニューノーマル―リスク社会の勝者の法則ニューノーマル―リスク社会の勝者の法則
ロジャー マクナミー デビッド ダイアモンド Roger McNamee

東洋経済新報社 2008-09
売り上げランキング : 43372
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る by G-Tools

ニューノーマルという言葉、2008年の金融危機以降によく耳にするようになった記憶があって、実際に「リーマンショック ニューノーマル」などでググってみると、そのような文脈で書かれているものが色々出てくるのだけど、この本は2004年に出版され、アイデア自体は2002年に雑誌で書かれたもののようだ。

つまりこの本は、IT技術の急速な進展とグローバル化という文脈において、従来とは違ったルールで社会が動いているということで「ニューノーマル」というタイトルがついている。


このなかで、著者のマクミナーはIT技術の急速な進展とグローバル化のなかで4つの視点が重要だと説いている。本書から引用すると、以下になる。


  • 個人の力が急速に高まっている。
  • かつてなく多くの選択肢が与えられる一方で、必要とされる決断も増えている。
  • 技術とグローバル化は確固たる事実である。この二つが経済を支配し、この事実は今後も変わらない。
  • 時間が不足しているのは誰も同じなので、持っている時間を最大限に利用することが不可欠である。


これは先日ブログに書いた「フリーエージェント社会の到来」にも同じようなことが書いてある。つまり、個人の力が強まってきたなかで社会構造が変わりつつあり、ビジネスのルールも変わってきている、というだ。

Coworkingを推進する立場としては、本書の9章(個人の重要性はこれまでになく高い)と15章(「小」の影響力と質の向上)は特にお薦めする章だ。ここだけでもこの本を読む価値はあると思う。

以前の事業を営むには大企業があらゆる面において有利だったのが、変わってきている。大企業に対し個人という小規模な単位がクローズアップされてきているのは、何やら恐竜の時代から哺乳類の時代への変化を想起させる。巨大隕石によって恐竜が絶滅したという説が有力なようだが、この技術の進展とグローバル化は巨大隕石のようなインパクトをもつものなのかもしれない。

2010年7月26日月曜日

「フリーエージェント社会の到来」読みました

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるかフリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか
ダニエル ピンク 玄田 有史 Daniel H. Pink

ダイヤモンド社 2002-04
売り上げランキング : 4024
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る by G-Tools

この本は2002年に出版されて、それ以来ずっと話題になってきて、なんども読むチャンスはあったのだが、なかなか読むに至らず、つい先日、やっと読むことができた。

今までの「企業(できれば大企業)に就職し会社に忠誠をつくし、合わない部分もぐっと堪えて、そうしていると昇進して定年まで勤め上げることができれば退職金も貰えて年金も貰えて家族も養えて暮らしていくことができるよね」といったような古き良きサラリーマン・ビジネスモデルが崩壊したあとの、広がりつつある、もうひとつの生き方、スタイルをまとめた本。

日本ではバブル崩壊後、大企業が倒産やリストラを行い、今までの日本の強さであるところの終身雇用制が崩壊していって云々、というストーリーは身近なものであるのだけど、アメリカでも同様のことが起きていたというのは、あまり認識がなかった。

終身雇用制というのは自動車なんかの高度に集積され、画一的なものを工場で大量生産する製造業において非常にメリットが大きいスタイルであって、製造業が新興国にシフトしていった現在、先進国では終身雇用というのはデメリットが大きい。

企業のライフサイクルも短くなり、多くの従業員の雇用を長期間維持することは現実的ではなくなってきていて、サービス業や情報産業などの個別のカスタマイズに価値をおき、マーケットの変化に対応しやすい小規模な企業のほうが生き残りやすくなってきている。その究極のかたちがフリーエージェント(フリーランス)だ。

小規模企業やフリーランスのメリットのひとつは、1つの会社に勤めないで複数の顧客(企業)の仕事を分散して行うことでできること。ポートフォリオを組むことができるので、仮にどこかの顧客企業が業績不振になったとしても、自分への損害をある程度絞り込むことができる。もしそこでフルタイムで働いていたとしたら急に失業者になってしまうかもしれない。変化の激しい時代にはひとつの企業に勤めるよりもフリーランスでいたほうがより安定している、ということがいえるわけだ。

フリーランスでいることは時間を自由にアレンジすることができるのもメリットだ。7時に起きて8時に電車に乗って,9時に出社して17時に一旦終わるけど、毎日、残業は21時までで家に帰ると22時で、子どもはもう寝ている、というような生活はする必要がなくて、例えば、夕食の時間は家族と一緒にすごし、子どもを寝かしつけてから夜再び仕事をする、というようなことだって全然できてしまう。

このようなことが可能になったのは、上に書いた産業構造の変化と共にITの発達によるところが大きい。以前は会社でないと扱えなかったコンピュータが自宅で使えるようになり、インターネット回線の高速化、クラウドの発達などが相まって、特に会社で仕事をしなくても自宅で同じことができるようになってしまった。

こういう視点でみると、IT革命というのは、やはり産業革命に次ぐ大きな産業構造の変化だということになるのではないか。それにより人々の生活スタイルは大きく変わっていく。

もちろんフリーランスでいることでの困難さということはある。たぶん仕事は自分で見つけていかなくてはいけない。会社だったらどこからとも無く仕事が降ってきたりするわけだが、自ら動いて営業活動がきちんと出来ないとフリーランスでいることは難しいだろう。その他、税金周りや売上の回収など、色々たいへんな部分というのはある。このへんがやり切れないようだとフリーランスで居続けることは難しいだろう。

今、僕はCoworkingについて結構パワーを裂いて(その割には細々と)やっているが、実はCoworkingというのは、このようなフリーランスの困難さ、というものに対するセーフティネットのようなものとしても機能すると思っている。例えば、Coworking仲間の誰かが仕事を手伝って欲しい、というふうに依頼してくるかもしれない、確定申告の手続が分からなければ、横にいる人が教えてくれる。自分も自分の持っている情報やノウハウ、アイデアを隣の誰かに教える。そういう互助的なネットワークをもつことによってフリーランスでいることの困難さをある程度カバーできるのではないか。そう思っている。

というわけで「フリーエージェント社会の到来」は8年前の本とは思えないほど、今にマッチした本だと思う。読んだ人も多いと思うが、読んでない人はぜひ。

2010年6月24日木曜日

Coworkingについてのブログを始めました

このブログをはじめて最初のほうで「Coworking」というタイトルで記事を書きました。その頃から、自分としてどんなふうにCoworkingについて関わっていけるのかということを考えていたのですが、特にビルのオーナーであるわけでもないし、ということで悶々と考えておりました。

そうこうしているうちに伊藤富雄さんがWEBが神戸で「カフーツ」という日本初のCoworkingスペースを開設されたりと、国内でも徐々にCoworkingの波が盛り上がりつつあります。

しかしまだCoworkingというキーワードの認知度はとても低いもので「なにそれ」という人が大部分なのではないかと思います。とりあえず自分が出来ることは「Coworkingの認知度を上げることだな」と気づきました。

というわけでCoworkingについてのブログ「coworking-jp」をはじめました。まだ先週はじめたばかりですが、何とか毎日更新を達成しております。

そして東京でも、とうとう2010年7月からCoworkingスペースが開設されるようです。

2010年は日本のCoworking元年ということになりそうです。微力ながら盛り上げていければと思ってます。

2010年6月11日金曜日

システムだけでは何も解決しない

個別のお話ではなくて一般論として。

道具は使う人が目的を持って、そしてそれを使いこなそうという意志と努力があってはじめて機能します。

例えばスプーン。私の長男は先日1歳になったのですが、徐々に手づかみで食事をするようになってきています。彼は空腹を満たすという目的をもっていますが、スプーンという道具はまだまだ彼にとって難しいようで使いこなそうという意志は見られず、食べ物を手づかみをしてしまいます。

空腹を満たしたい、食事をしたい、という目的に対しては別に手づかみでも良いのです。おなかは満たされます。

しかし、手を汚さずに食べたいとか、熱いものは触れないのでどうにかしたい、という副次的な欲求を解決するためにはスプーンを使う必要があります。そのために彼は今後、数年間かけてスプーン、フォーク、箸などを使いこなすための訓練をしていくことになるでしょう。特に箸なんかは皆さんも経験したかと思いますが、使いこなすためにはなかなかの努力が必要なものです。僕や妻が使い方を教えたり、付き添ってみてたりということはしますが、飽くまで彼の努力によって使いこなせるようになっていきます。

ここで話は変わって企業へのシステム導入を考えてみます。

2010年4月7日水曜日

iPadの使い勝手はとてもよさそう

米国では先週末にiPadが発売されたようで色々なところで話題になっていますね。発売日にわざわざ日本から買いにいった人もいるみたいで、すごい加熱ぶりです。

さてそんな中、こんな記事がありました。
This 2.5 Year-Old Knows How To Use An iPad
2歳半の女の子が初めてiPadを触ったときのビデオです。こんなに小さい子が初めてなのに、マルチタッチやスライドやアプリをクリックして立ち上げたりといったことを一瞬にして理解してしまいます。iPadのユーザフレンドリーさは尋常ではないみたいです。



iPad、日本国内での発売も待ち遠しいところです。4月下旬とのことですがいつ頃正式に決まるんでしょうかね。

2010年4月5日月曜日

友人との再会

週末に数年ぶりに学生時代の友人達と再開した。4年ぶりくらいだろうか。それぞれ、それなりの年齢になり、それなりの顔つきになりつつも、話してみれば昔と変わらない愉快な仲間だった。

T.Sは、インターネットのセキュリティ業界では知る人ぞ知る人物。世界中のコアなセキュリティ関係者から注目されている立場だ。K.Nは大手ベンダーの営業からモータースポーツのカメラマンとなった。D.Sは国内のインターネット黎明期にサービスを立ち上げ財をなし、今はオーストリアで悠々自適の生活を送っている。

それぞれの人生の話、他の仲間の消息、思い出話、業界動向など話は尽きずあっという間にお開きの時間となった。

他愛のない話のなかにも示唆に富む話や深い洞察が見え隠れし、やはり彼らの鋭さは並ではなく、得難い友を持てたことに感謝した夜だった。

次に彼らと会えるのはいつだろうか。それが今から楽しみだ。

2010年2月25日木曜日

Google Buzzに足りないかもしれないもの

Google Buzzですが、思ったより盛り上がってないような気がします。
色々プライバシーの問題だったり、ユーザインターフェイスの問題だったりが指摘されていますが、僕が一番足りないなと思う部分は別にあります。

それはなにか。

2010年2月23日火曜日

パブリッククラウド

最近ある雑誌でクラウドについて特集していた。Googleやセールスフォース、アマゾンが日本においてもクラウド市場で大きなプレゼンスを持っていて、大手のベンダーは早急な巻き返しが必要だ、というような内容だった。

そのなかでこんなことが書いてあった。メールなどのシステムは他社と差別化できないのでクラウドを使ってコストを抑える、一方、基幹システムはその会社独自のもので、そこにその企業独自のノウハウが詰まっている競争力の源泉であるから、パブリックなクラウドサービスを使うのではなく、プライベートなクラウドで独自システムを運用するのが望ましい、と。

このような意見は一見正しいように思える。そんな風に考えてた時期が僕にもありました。しかしそれは本当なのだろうか。

2010年2月8日月曜日

バーチャル化の行く末

色々なものがバーチャルになっていく。

サーバ、PCといったコンピュータだけでなく、Kindleでは書籍がバーチャルになった。テレビ会議も当たり前のものになってきて、バーチャルな空間を共有しているといえる。

これと同様に会社組織もバーチャル化していくのではないかと考えている。ノマドやcoworkingといったキーワードにも通じるのだけど、正社員という括りがだんだん解かれていくのではないかと感じている。

新サービスを考え中

現在、新たなサービスを開発中。

クラウド時代にマッチしたサービスになるはず。

Amazon EC2やGoogle App Engine そして最近は Niftyもクラウドサービスを始めているような状況で、専用サーバのホスティングは無くなりはしないと思うけど、需要は大きく減っていくのかもしれない。クラウドの価格が下がってくれば尚更その傾向は強まると思います。

新しいサービスはどんなことをやるのか、それはまだ書けないですが、そういった状況の変化を捉えたものになるのではないかと考えています。ヨミがハズレないといいけど。

また来月くらいに何かしらお知らせできると思います。

2010年2月3日水曜日

iPadが発表される2010年という年

久々の投稿になります。今年になって初ですね。節分の前日です。そういう意味では前年度中とも言えるのか。

さて僕が経営しているワンダーウォールは今年で創業10周年です。そのころから主にインターネット関連のアプリケーションやサービスを開発しているのですが、この10年での変化はなかなか激しいものを感じます。例えば10年前は所謂ネットバブルの頃でヤフーの株価が死ぬほど高くなってたりビットバレーという何かが注目されてたりしてました。ビットバレーのイベントにはソフトバンクの孫さんも参加されてたような。ちなみにうちの父もそのときのイベントに参加したらしい。まさにバブルな現象だったのだと今になると思います。