2009年12月25日金曜日

Coworking

先日Twitterのタイムラインを眺めていたら@kanzan10to9さんの「カフーツ~ノマドからCoworkingという働き方へ。」というブログ記事を見つけた。

Coworkingというワークスタイルは佐々木俊尚さんの「仕事するのにオフィスはいらない」という新書で取り上げられた「ノマド」というワークスタイルをより深化させたものに僕には見える。ノマドとは遊牧民という意味で都市の中で複数の地点(お客さん先やカフェなど)を渡り歩き仕事をするスタイルを指していて、フリーランスの人によく見られるものだ。



僕自身も会社を経営してはいるが、その仕事時間のほとんどはお客様先での打ち合わせや実務に充てられている。そして次の打ち合わせへの移動途中、開いた時間を見つけてはカフェなどに入りコンピュータを立ち上げ、メールを処理したりその他のデスクワークをこなすという、まさにノマドな仕事スタイルだ。

ITの発達によって、世界的にもそのようなワークスタイルが広まりつつあるようだが、ノマドも結構孤独な部分が多い。それを補うことができるのがCoworkingという考え方だ。


その活動を続ける中で、今、世界に「Coworking」という働き方が広まりつつあることに気づいた。

ホームオフィスやカフェでの仕事は、自分の空間にこもって集中することはできるけれども、一方で最新情報をチェックしたり、仕事に関して意見交換できる仲間や、場合によっては協業パートナーがほしいといったときに困る。自然、世間も狭くなり、自分の立ち位置が判らなくなる。
そこで、好きなときにやってきて、空いている席について各々が自分の仕事をできるスペースを確保しつつ、適宜他の会員とコミュニケーションできる会員制のワークスペースを提供しているのが「Coworking」。 コミュニケーション・ワークスペースとも言われている。

 実はちょうど僕もこの数日間このような場が作れないかを考えていたところだったのでシンクロニシティを感じてしまった。

下のビデオはシアトルにあるOffice Nomads


こんなに広いスペースを東京で確保するのは簡単ではないけど、雰囲気だけでもこんな場所があったら素敵だと思う。単なるレンタルオフィスではなく、コミュニケーションやコラボレーションのための空間。

クラウドやスマートフォンの進化で人々の働き方は変わっていく。固定のオフィスが必要無くなる代わりにたまに戻ってこれるベースキャンプのような場所も必要となってくる。Eメールが浸透したことによってリアルで人に会うことの重要性も再認識されたように、固定オフィスから開放されノマドに働けるようになることで、固定の場の重要性も再認識される。

東京でこのような場を作ることができないか、模索していきたい。

2 件のコメント:

  1. こんにちは、kanzan10to9です。
    引用いただき有難うございます。
    Coworkingについては、ボクらもまだとりかかったところですが、可能性を信じています。
    また情報共有させていただけたら幸いです。
    よろしくお願いいたします。

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  2. itoさん、コメントありがとうございます!CoworkingはITの進化によって可能になった新しいライフスタイルのひとつだと思います。自立した個人がより自由につながって新しい何かを作っていくことができるプラットフォームとなりうるのではないかとかんじてます。今後ともよろしくお願いします!

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