2009年11月16日月曜日

職人技、ゾーンに入る

久しぶりニコニコ動画を見ていたら、こんな動画を見つけました。






何倍速でやっているのか解りませんが(途中でカレーを食べたりしてますが)、非常に手間のかかる工程を経て一枚のCGが完成されていく様子が映し出されています。しかも使っているレイヤーの数がとても少ない!まさに職人技ですね。

右下の時計を見ていると13時30分ころから19時過ぎくらいまで6時間近く作業しているように見えます。6時間でここまでのものが出来てしまう集中力というのは尊敬すべきものです。僕自身はもともとプログラマでしたから、ずっと集中して何か作業をするということは比較的経験してきたつもりですが、本当に集中できるのは2時間くらい、あと6時間はそこそこ集中して作業というかんじで、1日8時間もやると本当に神経が疲れてくるものです。この2時間の集中力が最も高まった時間をゾーンに入ると表現したりしますが、最近はプログラムを実際に書く作業からはだいぶ遠ざかっていてゾーンに入ることもめっきりなくなってきてます。

これはやはり仕事のスタイルというか、顧客とのやりとりやメンバーとの調整に比重をおくようになると注意力が外に向かって分散していくために(気が散るという意味ではなく)、うちに向かって集中するのとは逆になるというのは自然なことです。この外へ向かっていく注意力とうちに向かっていく集中力の切り替えが素早くできるようになると、仕事の能率はとても高くなるのではないかと思いますが、、、なかなか精進が必要なようです。

しかしある程度は集中することを半ば自分に強制する方法もあって例えば締め切り時間をあらかじめ決定してしまう、という方法があります。これは自分のなかだけで締め切り時間を決めてもあまり効果はなく、例えば顧客に対してだったり、上司に対して「いついつまでに資料をお送りします」というような宣言し、責任を無理やり発生させてしまうという方法です。通常の時間ではとても間に合わない超タイトな時間で設定することによって、火事場のクソ力ではないですが通常ではあり得ない、集中力と実行力で事を成し遂げてしまいます。これをすると、かなり実力がアップして次から同じタイトなスケジュールでやってもそんなに大変ではなくなります。ぜひ一度お試しください。

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