2011年2月2日水曜日

DozensでAPIをリリースしました&今後の展開

DNS管理サービス「Dozens」ですが、RESTによるAPIをリリースしました。

http://dozens.jp/
http://dzndns.tumblr.com/post/3065677964/rest-api

これによりDozensのWEBサイトにアクセスしないでも、プログラムなどからDozensのDNSレコードにアクセスすることが可能になります。

どんなことが出来るかは上のリンク先に書いてあるのでそちらを参照していただければと思います。ここでは今後の展開など考えていること(の一部)を書こうと思います。

まずAPIについては、これはこれだけで終わりではないと思ってます。むしろここからで、各種OSのコンソールからコマンドでDozensを操作できるようにしたいと思ってます。Amazonがやっている Route 53 というDNSサービスがありますが、彼らはWEBによるユーザインタフェースはなく、全てコマンドで操作しろ、というスタンスです。

コマンド化していれば様々なプログラムからもアクセスしやすいですし、開発工数は短くて済みます。彼らの考えは非常に合理的です。

なのでその点はまず素直に真似させていただこうかと思ってます。ただ、できればユーザの方に自分の得意な言語でそれぞれ開発してもらったりするとすばらしいなという他力本願な期待もありまして、我こそはという方はぜひオープンソースプロジェクトとして立ち上げていただければ幸いです。さほど複雑でない部類のコマンドスクリプトになるはずなので、腕試しに丁度良いくらいではないかと思います。もちろん我々の方でも手をつけたいと思ってはいます。

次は有料化ですね。これもだいたいの料金体系や課金方法は固まってきています。あとは実装できれば出来上がりという状況です。現在は基本的には12レコードしか使えないですので、本格的なDNS運用の基盤としてDozens採用していただくには難しいと認識しています。有料化した際には金額に応じてレコードをいくらでも増やすことができるようになりますので、この点も早く進めたいです。またTTLの変更もできるようにする予定なので、この点も見逃せないのではないかと思っております。

あとは最近にわかに注目を集めている、DNSSECとIPv6。これらは本当に定着するのかというネガティブな見方もでておりますが、DNSのサービスプロバイダーとしてはご利用いただく皆さんのご要望をきっちりと把握し、必要なときに十分なサービスを提供できるようにしたいと考えております。

その後も様々な構想があったりはしますが、まだ具体的な形として見えてきてはいません。ただ思っているのは、今のIPアドレスとホスト名をひもづけるというDNSの構造の中にひとつ抽象化するレイヤーを設けてみたいなという考えがあります。

そうなるとどうなるか、それが実現できると恐らく、DNSのことがよくわからない人でもDNSを扱えるようになるのではないかと予想しています。そして思いもつかなかった使い方をする人が現れてくるのではないかと思います。

このへんのことはまた具体化してきたら書きたいと思います。

Dozensは順調に利用者が増えておりまして、大変ありがたいことです。ご利用になる皆さんがより便利により自由にDNSを扱えるように努力してまいります。

今後ともよろしくお願い致します。

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