2008年2月28日木曜日

読書:ウルトラダラー


数年前に話題になった本を今更文庫で読みました。

私たちがニュースとして触れる何かの事件や出来事というのは、単に表面に結果として現れただけのものであって、その裏には数々の思惑や意思がそれぞれに多層的に重なり合って絡み合っているのだということを再認識させられました。

小説としてはもっとうまい書き手が他にたくさんいますが、どこまでが本当かどこからが想像なのか判らないくらいの「確かにそうであってもおかしくないな」という真実味みたいなところが、この小説をエキサイティングなものにしていて、てっしーでしか書けないものになっているのだろうとかんじます。

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