2007年7月26日木曜日

インランド・エンパイアとサッカー日本代表

映画「インランド・エンパイア」を恵比寿ガーデンシネマで見てきました。

この恵比寿ガーデンシネマという映画館は水曜日は男女とも1,000円で観ることができます。この点はお得です。しかし場内での飲食ができず、またシネコンみたいに座席指定ができません。この点はマイナスです。あと最初の宣伝が15分ほどありました。長すぎです。この点もマイナスです。

映画のほうなんですが、特に内容を詳しくかけるほど話の筋を理解することはできませんでした。あらま。まあ、あちこちのレビューなんかを見ると皆さんそのようなので、そんなものなのでしょう、と納得してます。5つか6つくらいのエピソードが微妙に絡むような絡まないような状態で最初の90分くらい(たぶん)は映画の方向性が定まらずに、ただただいろんなエピソードが羅列されていきます。そうやって進んでいって、最後のほうで若干話が分かりやすくなるというか、話がやっと見えたかなというところで一気にエンディングで終わってしまったというかんじです。

でも、あとで良く考えると、リンチさんの映画としては比較的分かり易い映画だと思われる「マルホランド・ドライブ」のほうが、実は本質的には複雑な話なのかも知れない。僕は、「インランド・エンパイア」は、テレビをじっと見つめる女性の心象風景とその救済の物語だというよう捉えました。勿論マルホランド・ドライブもナオミ・ワッツの妄想物語というようにシンプルにも捉えられるけど。

しかし、よくもまあこんなストーリーの追いにくい映画を3時間も観れたもんだというか、飽きさせないデイビット・リンチさんは流石です。

さて帰宅すると、サッカーのアジア・カップの準決勝「日本 - サウジアラビア」がテレビでやってました。ご存知の通り2対3で負けです。「サッカーにはその国の国民性が大きく現れる」といいますが、まさにそんな試合でした。サッカーをみている自分がテレビをじっと見つめる女性と重なってくるように感じました。



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